文部科学省は平成26年に、グローバル化に対応した英語教育改革の一環として、中学・高校の英語の授業について「英語で行うことを基本とする」という方針を発表しました。
英語学習では、とりわけ話したり書いたりする場面において、失敗をおそれず、積極的に英語を使おうとする態度を育成することが重要。互いの考えや気持ちを英語で伝え合う言語活動を中心とする授業を行うため、中・高等学校では、生徒の理解の程度に応じて、授業を英語で行うことを基本とする
文部科学省「今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言」より抜粋
これは当時2020年を目標に決められたものでしたが、積極的に導入している学校もあればそうでもない学校と、結構学校により異なるようです。
こういった聞くこと、話すことに焦点を当てた学習は、コミュニケーションツールとして英語ができるようになるためにはとてもいい導入である一方、
「できる子とできない子の差から、授業についていけない子も出てくるのでは?」という声もあります。
授業を実際のコミュニケーションの場面とするためであり、「生徒の理解の程度に応じた英語を用いるよう十分配慮することを前提にした「英語を使った英語の授業」ですが、
そもそも、英語を英語の授業で受けると、英語は伸びるのでしょうか?
目次
1:英語で英語を学ぶことに抵抗はなくなる
2:小学校時代「リスニング・スピーキング」だけの学習をしていないか?
3:小学校のうちから英語の授業に対応できるように準備を!
4:当校のレッスン方法
1:英語で英語を学ぶことに抵抗はなくなる
授業を英語で受けることで、多くの英語に触れる機会ができ、英語慣れするので、
「英語に抵抗感がなくなる」というメリットがある一方で
英語が苦手な子、今まで全く触れたことない子が「苦手意識を抱えるきっかけになる」ということもあるかもしれません。
中学・高校でこういった英語を英語で受ける授業がある場合、小学校からの英語の教育がマストなような気がします。
英語の授業を受けるには、ある程度単語をしっかり知っていないと、全くわからないと思うのです。
wantという動詞、playという動詞を知っている子は、I want to play など聞いたら、単語からある程度予測ができるかもしれませんが、全く触れたことがない子がいきなりそんなことを言われても「?」となってしまうでしょう。
できる準備としては、なるべく小学校のうちから英語の基盤を作っておくこと、ある程度の4技能を身につけておくこと、
そうすれば、中学・高校の英語の授業も抵抗感なくスムーズに吸収できるのではないのかなと思います。
2:小学校時代「リスニング・スピーキング」だけの学習をしていないか?
中学・高校の英語のレベルに追いつくために、
小学校の英語の学習を「リスニング・スピーキング」をメインに学習してしまうことも多く見られます。
小学校の高学年になると、抽象的な思考力が高まり、より物事をロジカルに考えられるようになってきます。
そうなると、論理的に英語の文法を理解したり、構文を作り上げることに楽しさを見つける子もたくさんいます。
しかし、ライティングやリーディング学習は実は結構ないがしろにされがちです。
実は、文部科学省「小学校外国語活動実施状況調査」によると、中学校1年生の8割以上の子どもたちが「英語の単語・文を書くこと」をしておきたかったと回答していることがわかっています。
子どもたちはそれぞれ得意な分野があるので、うまく特性を発見してその子の学習しやすい英語のサポートができるのが一番です。
3:小学校のうちから英語の授業に対応できるように準備を!
これからどんどん英語の学習もレベルが上がってくると思います。
グローバル化がさらに加速し、ご両親が海外に転勤することもそこまで珍しいことではなくなってきました。
そして何より、今後子どもたちが英語ができることで、よりグローバルなチャンスをつかめるようになるのも事実です。
早く、すぐに英語を身につけるのではなく、
徐々に英語を身につけ、英語は自分の考えや思いをグローバルで伝えることができるツールだと認識できるようになるのがベストです。
それにはやはりある程度の時間と労力が必要になります。
中学校になると部活も始まり、英語の授業だけではなくいろんな教科の学習が必要になります。
英語は小学校のうちに始めておけば、中学・高校の英語が本当に簡単に抵抗なく学習することができます。
4:当校のレッスン方法
当校は最大で5名の、少人数制のクラス構成です。
その理由は、クラス全員がレッスンに参加し、英語を話し、英語を学んでもらえる環境にしたいからです。
やはり人数が増えれば、英語を話す機会も少なくなりますし、全員の生徒への配慮も行き届かないことがあります。
またそれぞれのお子さんには、特性があります。
ある子は英語を音から学んで吸収したり、ある子は論理的に考えたり、暗記するのが得意な子がいたり、それぞれです。
その子供たちの特性をいかしたレッスンにするために最大でも5名のレッスンとしています。
ご興味のある方は一度無料体験レッスンにお越しください。
オンラインでのレッスンも受け付けております。
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